学生マイラーによる海外サッカーチケット攻略ブログ

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【サッカー界の3つの個人賞】バロンドール・FIFA最優秀選手賞・UEFA欧州最優秀選手賞の違いをまとめてみた

先日、レアル・マドリードのルカ・モドリッチがUEFA欧州最優秀選手賞に続いてFIFA最優秀選手賞を受賞しましたね!

しかし、バンドールと混同されてしまって「久しぶりにメッシとロナウド以外の選手がバロンドールを獲った!」と勘違いしている人が結構いるみたいです。

(12月4日:追記)ルカ・モドリッチがバロンドールを初受賞!!!

 

自分も、「この前までFIFAバロンドールじゃなかったっけ」とか「バロンドールと他の賞の違いってなんだ?」といくつかあやふやになっていたので、これらのサッカー界の3つの個人賞について調べてみました!

サッカー界の3つの個人賞の歴史

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サッカー界には、バロンドールFIFA最優秀選手賞UEFA欧州最優秀選手賞の3つの個人賞があります。

最も歴史が古く、サッカー界で最も権威のある賞と言われる「バロンドール」は1956年にフランスのサッカー専門誌によって設立されました。「FIFA最優秀選手賞」は1991年に国際サッカー連盟FIFAが創設した賞です。

そして、2010年にこれらの2つの賞が統合され「FIFAバロンドール」という賞が生まれます。これにより、選考方法がバロンドールのジャーナリストによる投票方式と、FIFA最優秀選手賞の選手・監督による投票方式を統合した方式になりました。

しかし、この新しい賞の選考基準に不満を示した元UEFA会長のミシェル・プラティニによって、以前のバロンドールの選考基準を引き継ぐ形でその翌年である2011年に生まれた賞が「UEFA欧州最優秀選手賞」だそうです。

その後、FIFAバロンドールは6年間の提携契約を終え、それぞれの賞が再び独自表彰する形に変わってしまいます。

 

このような流れがあって現在では、バロンドール・FIFA最優秀選手賞・UEFA欧州最優秀選手の3つの個人賞が共存しているというわけです。

各個人賞の選考基準・投票形式について

バロンドール

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バロンドール(Ballon d'Or)は、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」が設立したサッカー界で最も歴史と権威のある賞です。フランス語で“黄金の球”を意味する名の通り、ボールの形をした黄金のトロフィーでお馴染みですね。

フランス・フットボールについては、こちらの記事でも軽く紹介しました↓

www.footballtickets-by-gakuseimiler.com

 

選考方法は、フランス・フットボールが選定したジャーナリストによる投票形式。事前に発表されている最終候補選手リストの中から最優秀選手が決定します。以前は欧州のクラブの中から候補選手を選んでいましたが、現在は全世界のプロサッカー選手が対象になっています。

毎年10月頃に30名の最終候補選手リストが発表され、12月にその年のバロンドールを受賞する選手が決定されます。ここ10年間はメッシとロナウドが互いに5回ずつ受賞しています。

 

バロンドールと残りの2つの個人賞の明確な違いの一つは、FIFAとUEFAの賞が前シーズンの活躍やタイトルを基準とするのに対し、バロンドールはカレンダー上のその1年間に活躍した選手を対象とする点であるといえるでしょう。

FIFA最優秀選手賞

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FIFA最優秀選手賞は、FIFA加盟国の代表チームの監督とキャプテンの投票によって決定されます。よく誰々があの選手に投票した、とかで話題になる賞です。

投票方法は、事前にFIFAが発表した10名の候補リストの中から、投票者がそのシーズンに活躍したと思う選手を1位〜3位まで選びます。それぞれ1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイントが与えられ、合計ポイントが最も高い選手がFIFA最優秀選手賞を獲得します。

 

この賞は選手や監督が投票するので、どうしても投票者がクラブや代表のチームメイトを選ぶ傾向になってしまうため、正当な評価になるのかと議論されることも多いです。

ちなみに、今年はメッシが初めてC・ロナウドに投票したと話題になりました。実は今回の候補者リストの中には、いつもメッシが選んでいるスアレスやイニエスタ、ネイマールなどのチームメイトが一人も入っていませんでした。メッシは単純に候補の他の選手と比較してロナウドを選んだみたいですね。

UEFA欧州最優秀選手賞

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UEFA欧州最優秀選手賞はヨーロッパのクラブに所属する選手の中からシーズンを通して最も活躍した選手に送られる賞です。表彰は8月末のCLグループステージ抽選会の際に行われます。

バロンドールに倣って設立された賞なので、バロンドールと同じようにジャーナリストの投票によって決定されます。また、2018年からはそれに加えて、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに出場した80クラブの監督も投票に参加するようになりました。

この賞はメッシとロナウドだけでなく、2012年にイニエスタ、2013年にリベリーが受賞しています。

 

UEFAなんでチャンピオンズリーグの活躍によって決まると思われがちですが、リーグ戦や代表戦での活躍なども含めて評価されることになっています。

今年のバロンドール2018は?

気になる今年のバロンドールは誰が受賞するのでしょう?

2018年のバロンドール候補リスト30名はまだ発表されていません。例年通りなら10月に発表されてるので、そろそろ発表されると思います。

(10月8日:追記)

本日10月8日(月)の日本時間15時(現地時間8時)に今年のバロンドール候補30名が発表されます!

また、バロンドール受賞者の発表は12月3日(月)の予定です。

www.francefootball.fr

 

おそらくモドリッチとC・ロナウドのどちらかが受賞するとは思いますが、レアルのCL3連覇に貢献し、クロアチア代表をキャプテンとしてワールドカップ決勝に導いたモドリッチが最有力なんじゃないかと思います。

(10月9日:追記)バロンドール2018候補リスト30名

バロンドール候補リスト30名はこちらです!なるべく見やすくなるようにクラブ別でまとめてみました。

レアル・マドリード

GK ティボー・クルトワ(ベルギー)
DF マルセロ(ブラジル)
DF セルヒオ・ラモス(スペイン)
DF ラファエル・ヴァラン(フランス)
MF イスコ(スペイン) 
MF ルカ・モドリッチ(クロアチア)
FW ガレス・ベイル(ウェールズ)
FW カリム・ベンゼマ(フランス)

アトレティコ・マドリード

GK ヤン・オブラク(スロベニア)
DF ディエゴ・ゴディン(ウルグアイ)
FW アントワーヌ・グリーズマン(フランス)

バルセロナ

MF イヴァン・ラキティッチ(クロアチア)
FW リオネル・メッシ(アルゼンチン)
FW ルイス・スアレス(ウルグアイ)

リバプール

GK アリソン・ベッカー(ブラジル)
FW ロベルト・フィルミーノ(ブラジル)
FW サディオ・マネ(セネガル)
FW モハメド・サラー(エジプト)

マンチェスター・シティ

MF ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー)
FW セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン)

マンチェスター・ユナイテッド

MF ポール・ポグバ(フランス)

チェルシー

MF エンゴロ・カンテ(フランス)
FW エデン・アザール(ベルギー)

トッテナム

GK ウーゴ・ロリス(フランス)
FW ハリー・ケイン(イングランド)

ユベントス

FW クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
FW マリオ・マンジュキッチ(クロアチア)

パリ・サンジェルマン

FW エディソン・カバーニ(ウルグアイ)
FW キリアン・ムバッペ(フランス)
FW ネイマール(ブラジル) 

 

やはり最多はCL3連覇を果たしたレアル・マドリードの8選手。国別ではフランス代表から最多の6選手(元フランス代表のベンゼマを除く)が選出されました。

一方で、ロシアW杯グループステージ敗退に終わったドイツ代表からは誰も選出されませんでした。さらに、バイエルン・ミュンヘンをはじめブンデスリーガからはまさかの0人と、ドイツにとっては深刻な結果に…

 

また、今回はGKが4選手選出されていて結構多いなと思いました。でも、今年のUEFA最優秀GK賞を受賞したケイロル・ナバスや、FIFAベストイレブンのデ・ヘアは意外に入ってないんですよね。優秀なGKが増えてきているのはもちろんですが、現代サッカーでGKというポジションの重要度が高くなっているんだと思います。

(12月4日:追記)バロンドール2018最終順位結果

今年のバロンドールは、レアル・マドリードのクロアチア代表、ルカ・モドリッチが受賞しました!

 

候補30名の最終順位は以下のようになっています。

1位:ルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリード)

2位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/ユベントス、レアル・マドリード)

3位:アントワーヌ・グリーズマン(フランス/アトレティコ・マドリード)

4位:キリアン・ムバッペ(フランス/PSG)

5位:リオネル・メッシ(アルゼンチン/バルセロナ)

6位:モハメド・サラー(エジプト/リバプール)

7位:ラファエル・ヴァラン(フランス/レアル・マドリード)

8位:エデン・アザール(ベルギー/チェルシー)

9位:ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ)

10位:ハリー・ケイン(イングランド/トッテナム)

11位:エンゴロ・カンテ(フランス/チェルシー)

12位:ネイマール(ブラジル/PSG)

13位;ルイス・スアレス(ウルグアイ/バルセロナ)

14位:ティボー・クルトワ(ベルギー/レアル・マドリード、チェルシー)

15位:ポール・ポグバ(フランス/マンチェスター・ユナイテッド)

16位:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン/マンチェスター・シティ)

17位:ガレス・ベイル(ウェールズ/レアル・マドリード)、カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリード)

19位:ロベルト・フィルミーノ(ブラジル/リバプール)、イヴァン・ラキティッチ(クロアチア/バルセロナ)、セルヒオ・ラモス(スペイン/レアル・マドリード)

22位:エディソン・カバーニ(ウルグアイ/PSG)、サディオ・マネ(セネガル/リバプール)、マルセロ(ブラジル/レアル・マドリード)

25位:アリソン・ベッカー(ブラジル/リバプール、ローマ)、マリオ・マンジュキッチ(クロアチア/ユベントス)、ヤン・オブラク(スロベニア/アトレティコ・マドリード)

28位:ディエゴ・ゴディン(ウルグアイ/アトレティコ・マドリード)

29位:イスコ(スペイン/レアル・マドリード)、ウーゴ・ロリス(フランス/トッテナム)

まとめ

今回調べてみて分かったことをまとめると、

バロンドール・・・サッカー界で最も歴史のある賞。ジャーナリストによる投票に決まり、30名の候補選手リストの中からその1年間で最も活躍した選手を年末に表彰。

FIFA最優秀選手賞・・・9月頃にFIFA加盟国の代表監督と主将の投票によって決まり、10名の候補リストの中からそのシーズンで最も活躍した選手に送られる賞。

UEFA欧州最優秀選手賞・・・バロンドールがFIFAと提携した際に新しく作られた賞で、ジャーナリストとCL・ELに出場した監督の投票によって決まる。8月末のCLグループステージ抽選会で表彰される。

といった感じですね。

FIFAバロンドール時代は、バロンドールとFIFA最優秀選手賞の選考方法が統合されていたので、二つの賞の違いが混同するようになってしまったみたいです。

 

今年はレアル・マドリードの3連覇に貢献し、クロアチアをW杯決勝に導いたモドリッチがこれらの3つの賞を独占しました!

サッカー界を引っ張ってきたメッシとロナウドの二人の時代から、これからは新たな時代が始まるかもしれませんね。

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